私たち中村建設株式会社では、2001年4月に英国認証機関認定審議会(United Kingdom Accreditation Service)の認定審査機関である、シー・アイ・ジャパン株式会社による第三者審査を受け、ISO9001の認証を取得いたしました。
ISO9001、すなわち品質マネジメントシステムと呼ばれていますが、この仕組みは、企業がお客様へどういう品質・サービスを提供していくのか、組織としての方針を定め、お客様が何を求め、それを提供していくために継続的に改善していく仕組みをいいます。
この品質マネジメントシステムには、138の要求項目があり、私たち中村建設では、この要求に沿った日常活動を行うことにより、顧客満足を得る活動を実現しています。また、この仕組みが有効に機能しているかを、毎年1回、第三者審査機関である、シー・アイ・ジャパン株式会社により審査を受け、継続的な改善に役立てています。
ISO9001は、欧米の考え方や習慣の影響を強く受けています。そのため、契約主義、マニュアル作成、検証重視、システム指向などの特徴があります。また、「文書化」「トレーサビリティ(追跡可能性)」「監査」が強く要求されています。現在、ISO9001への関心がこれほど高いのは、世界的に認知された国際規格であると共に、規格との適合性を評価する審査登録制度のためと考えられます。私たちは、こうした第三者による客観的な審査を受けることで、顧客満足のために、自らの仕事を改善し、品質向上と顧客満足を目指しております。
詳しくは、沿革のページをご参照ください。
地球環境保全の関心が高まるなか、私たち中村建設株式会社の使命は、日常の企業活動を通じて、環境への影響をしっかりコントロールすることだと考えています。そうした意味で、自然との共生、地球温暖化の防止は、建設産業に携わる者にとって、解決すべき大きな命題であると言えるでしょう。このような観点から、中村建設株式会社では、2010年8月から約1年をかけて環境マネジメントシステムの構築に努めてきました。
この間、すでに構築済みの品質マネジメントシステムとの融合を図るだけではなく、CSR(企業の社会的責任)の観点から、「今、私達に何ができるのか」を重要視し、政府(環境省)が進める「チャレンジ25」への参加などを通じて、自ら行動できる環境活動を展開しました。
ISO14001、すなわち環境マネジメントシステムは、組織活動が環境に及ぼす影響を最小限にくい止めることを目的に定められた環境に関する国際的な標準規格です。この規格には、組織活動、製品及びサービスの環境負荷の低減といった環境パフォーマンスの改善を実施する仕組みが、継続的に改善されるシステムを構築するための要求事項が規定されています。私たちはこの規格に基づき、自らの活動を分析し、リスクを把握し、そのリスクをコントロールし、効果的な活動となるよう努めています。
建設業は、現場での活動により、環境に対して大きなインパクトを与える恐れがあります。そのため、施工現場では、建設および施工機械の環境負荷を低減する活動や廃棄物の発生(建設副産物)の管理を実施しています。また新しい取り組みとして、従来の安全パトロールに加えて環境パトロールという活動もスタートさせました。
こうした取り組みにより、無事ISO14001:2004の認証取得を果たしました。今後は、ISO9001と同様に、毎年、第三者審査機関により審査を受け、客観的な評価を得て参ります。
私たちは、従業員一人ひとりの小さな環境意識を結集して、社会的責任を果たす活動を目指していきます。